日本には約100ヶ所以上存在する水族館。水族館には大きな水槽から小さな水槽までたくさんの水槽があり、その中には大きさや種類が様々な海や川の生き物が展示されています。もちろん展示されている生き物たちは、始めから水槽にいる訳ではありません。水族館スタッフの努力により様々な方法で水族館にやってきています。
今回は「水族館の生き物たちはどのようにして水族館にやってきたのか」という水族館の裏側を少しお話したいと思います。
目次
水族館へやってくる方法は3つ
水族館の生き物たちは主に3つの方法で水族館にやってきています。
①自ら現場に出て収集
②生物販売会社から購入
③水族館での繁殖により生まれた
それぞれ詳しくお話ししましょう。
①自ら現場に出て収集
この方法は水族館で一番多く行っている方法です。水族館ではその水族館が立地している地元の生き物を必ず展示しています。それは近くで生き物を収集し、すぐに展示に繋げられるからです。この自家採集は大きく2つに分けられます。自ら海で採集する方法と、漁師さんの船に同乗し、仕掛けにかかった生き物を船上で分けていただく方法です。
この方法で海辺や磯、港などでウニやヒトデ、貝類、クラゲ類などを採集したり、潜水機材を使い海の中に潜って魚や底生生物を採集します。この方法では早く泳ぐ魚などはもちろん採集できませんので、もう一つの方法に頼ります。


この方法はかなり沢山の種類と数を集めることが出来ます。主にお世話になる漁法は定置網漁業の船です。
定置網漁業は食卓に並ぶ魚は勿論、時にはサメやエイ類も網に入りますので、水産物となる前に生きたまま網からすくい出し、船に載せている水槽又は船の生簀に入れます。
新鮮な海水と酸素を供給しながら港へと帰り、車に積んでいる輸送用の水槽に移します。そこから水族館まで慎重に輸送し、ようやく水族館に到着します。
漁の網によって身体が擦れて傷になったりすることもありますので、傷の治療薬を入れた水槽に生き物を移したり、水槽の壁への衝突によるケガを防止するため、壁の内側にシートを設置した水槽に移したりします。
徐々に水槽に慣れ、餌を食べるようになるとようやく展示用の水槽に入れることができます。


②生物販売会社から購入
世界には生物を採集・繁殖により水族館やペットショップなどに販売している会社があります。そのような会社から生物を購入する方法です。やはり自ら採集するにも収集・搬送など限度があります。
展示したい生物が生息する場所の地元の会社に頼むことで、生物に対する長い距離の輸送ストレスなども少なくなります。
自家採集に比べるとコストはかかりますが、生物をより安全に水族館に迎え入れるための主流の方法となります。
③水族館での繁殖により生まれた
これは読んで字のごとく、水族館で成熟した雌雄が揃っている種類をペアにし、繁殖させる方法です。皆さんも学校でメダカが卵を産んで、メダカの稚魚を育てた経験があると思います。それを色んな種類で行っているということです。ただ、種類によっては人工的な繁殖が困難、または不可能の種類もいるのでこの方法だけでは水族館は成り立ちません。
やってきた生き物を大切に・・・
いかがでしたか?皆さんが水族館で見ている生き物たちは、水族館スタッフの地道で繊細な努力で展示することができています。
そのような生き物たちが少しでも水族館で、自然界と変わらないくらいの暮らしが出来るように、水族館では責任を持って飼育をしています。
上記にもありますが、繁殖や飼育の研究を重ねて少しでも自然界から生き物を連れてこないように日々努力を重ねています。


















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